竹田 陽介(Yosuke Takeda)
けやき坂クリニック医師
診療科:内科・循環器科
心臓病治療はもちろん、臓器合併症の早期発見・治療を踏まえた全身管理も重視しております。現在の健康状態を図式でわかりやすくご説明します。是非ご家族の方もご一緒に診察室にいらしてください。
日本人の死因全体の約3割(心臓病15.4%, 脳血管疾患10.7%)が心血管病です。
一命を取り留めても、心血管病が原因で寝たきりとなるケースも少なくありません。
寝たきりの原因の約4割(脳血管疾患36.7%、心臓病4.4%)は心血管病であり、寝たきりになれば約8年で亡くなると言われています。
私は、生活習慣病が原因で心筋梗塞を発症し、救急車で運ばれて来る方を沢山診てきました。
しかし大学病院に運ばれて来て、最先端のカテーテル治療や緊急手術をしても助けられない人々がいます。
高血圧、高コレステロール血症、糖尿病などの生活習慣病により、血管が傷つき硬くなり(動脈硬化)、やがて心筋梗塞や脳卒中といった心血管病を発症する。
怖い怖いと言われる心血管病も、その発症メカニズムは至ってシンプルです。
「心血管病の発症を防ぐには、生活習慣病を治療することが重要である」
なんて言葉は今時どんな健康サイトにだって書いてある、予防医療の基本中の基本です。
にも関わらず、その当たり前の予防医療が現実には十分に実施されず、
その結果、心筋梗塞や脳卒中が原因で毎年何十万人もの方が命を落とします。
いつどんな死が訪れるかなんて誰にも予測できません。
いつ災害に遭うかいつ癌に冒されるかも、そのときにならなきゃわかりません。
しかし心血管病は、先手を打ってしっかり治療すれば、事故や癌と違って確実に予防できます。
防げるはずの心筋梗塞や脳卒中で、人をみすみす死なせる道理はありません。
「心筋梗塞や脳卒中なんぞで死なせてたまるか」
私はそう考えて、先手必勝の循環器内科診療を心がけております。
若輩ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
獨協医科大学 医学部卒
2006 順天堂大学附属病院 臨床研修医
2008 獨協医科大学附属病院 循環器内科医員
2010 東京工業大学 生命理工学部生体分子機能工学科研究員
2014 株式会社ヴァイタリー 代表取締役
2012 GE Healthymagination Award
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
Diversity of Molecular Forms of BNP in Heart Failure-Difference of Molecular Form of BNP in Atrial and Ventricular Overload-. Circ J. 2009
Beneficial effects of a combination of Rho-kinase inhibitor and ACE inhibitor on tubulointerstitial fibrosis induced by unilateral ureteral obstruction. Hypertens Res. 2010
Diversity of molecular forms of plasma brain natriuretic peptide in heart failure-different proBNP-108 to BNP-32 ratios in atrial and ventricular overload. Heart. 2010
Analysis of Circulating Glycosylated N-terminal-proBNP (Gly-NT-BNP) and Nonglycosylated N-terminal proBNP (Nongly-NT-BNP) in Patients with Heart Failure (HF). Circ J. 2010
Molecular Form of Brain Natriuretic Peptide (BNP) Secreted from Cultured Atrial and Ventricular Myocytes and Its Processing System. Circ J. 2010
The effect of glycosylation on plasma N-terminal proBNP-76 levels in patients with heart or renal failure. Heart. 2012