夏休み
暑い日が続きます。
8月には祖父を含めて家族四人が誕生日なので、うちではちょっと特別な月です。
大抵八月の週末のどこかで合同誕生日会です。
人は自分が生まれた月が一番好きになるものなのでしょうか。
最近は暑すぎる日もあって少し嫌だなと思うこともありますが、やはり一年で一番好きな月です。
子供の頃は、8月はまるっきり夏休みでした。
今となっては夢のようなロングバケーションですね。一ヶ月以上休みだなんて信じられません。
暑い日が続きます。
8月には祖父を含めて家族四人が誕生日なので、うちではちょっと特別な月です。
大抵八月の週末のどこかで合同誕生日会です。
人は自分が生まれた月が一番好きになるものなのでしょうか。
最近は暑すぎる日もあって少し嫌だなと思うこともありますが、やはり一年で一番好きな月です。
子供の頃は、8月はまるっきり夏休みでした。
今となっては夢のようなロングバケーションですね。一ヶ月以上休みだなんて信じられません。
私は、夏休みには小さな頃からよく鹿沼の市立図書館に行きました。一度に5冊しか借りられませんので、家族の図書カードも使ってたくさん本借りては、日がな家で本を読んでいたのを思い出します。好きな本は繰り返し借りて、幾度も読んだものです。
夏の図書館は外の日差しは強いのに、中はひんやりと涼しくて、あの独特な本の香りで満ちていました。
人々が本をめくったり、たまにする咳払いが遠くから反響してくるような、、、高い天井と静寂の中で、本棚の間をゆっくり廻り、本を読むのは快感でした。私は未知への興奮と期待と緊張と、それから言いようもない嬉しさで、とてもドキドキしたのです。
子供の時は一人でどこかに遊びに行ったりするのが禁じられていましたので、図書館そのものが私にとって許された自由な空間であり、一つの冒険だったのです。
物語の中に入り込むと途端に自分が主人公になったような錯覚を覚えました。体はそのままで、けれど心はどこへでもあっという間に飛び立っていけたわけです。
私は今でも夏といえば図書館だなあ、としみじみ思うのです。
大人になってからもふと地元の図書館にたまに足を運ぶことがあります。訪れるたびにあのときと全く同じ感情が湧きあがってくるから不思議です。
夏とは、子供時代は夏休みですから、各々日常とは違う特別な思い出があるでしょう。
金沢の父の実家にお墓参りに行って、出してもらって食べたスイカの味、ガラスの器、聞こえてくる電車の音、金沢訛りの言葉に祖母の笑顔など、今でも鮮明に覚えています。
暗くなるまで家の庭で兄とキャッチボールをしたり、流れるプールで兄にヨッシーをしてもらったこと(30分500円だったかしら?)、竹やぶに父に連れて行ってもらって探検したこと。
番町皿屋敷の怪談なんどもをせがんで父に話してもらったこと、真っ暗に電気を消した私の部屋に家族みんなが集まって、花火が打ち上がるのを見ていたことなど。。。。
そんな風に忙しい日常から離れて、昔の懐かしい思い出に浸ってみるのも、夏の夜にはいいかもしれません。
さて、その昔私が自分のために四時間かけて作った誕生日ケーキはミルフィーユでした。
今年はどうやら私の誕生日に、叔母からアイスクリームケーキがけやき坂に届くそうで。。。
心待ちにしております。
コレステロールが上がらぬよう、家族みんなで少しずついただく予定です。
そうなのです。
みなさま、夏のアイスクリームの食べ過ぎはどうかご注意くださいませ!