共同通信社 2014年12月10日(水) 配信 全文引用
厚生労働省は9日、痩せ形の女性が12・3%を占め、データがある1980年以降で最も高かったとする2013年国民健康・栄養調査の結果を公表した。肥満の男性は28・6%で、高止まりの状態が続く。
厚労省は「女性の痩せ志向が20代だけでなく、30代、40代にも広がっているが、健康のためには適正体重の維持が大事だ」と指摘。男性については、働き盛りの世代で運動をする時間が少ないことなどが影響しているとみている。
調査は昨年11月、無作為抽出した約5200世帯を対象に実施、約3500世帯が回答した。体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が18・5未満の人を痩せ、25以上の人を肥満と判定した。
痩せの成人女性の比率は20代で21・5%と最も高く、30代17・6%、40代11・0%。肥満の成人男性は40代が34・9%、50代31・1%、60代28・7%だった。
過去10年をみると、女性は痩せの比率が増加傾向にあり、男性は肥満が30%前後で横ばいとなっている。