この街の救急医療体制
この街の救急医療体制の一翼を担っている、地域医師会会員による休日昼間救急診療当番と夜間救急診療当番があります。休日昼間救急当番は休日と盆正月に10時から17時まで、夜間救急当番は月、水、金曜日と日曜の19時から22時までを医師会会員が診療を担当します。医師一人、看護師、医療事務員で救急医療を実施します。
この当番で月に一度くらいは私も救急診療を担当しています。先日の日曜日もそこで一日当番の診療をしてきました。ここは当院で診療する病気とはまた少し違った病気の患者さんがこられるので、毎回緊張の診療です。
まだ多い感染性腸炎、大人も子供も
当院では最近めっきり減ってきた感染性の腸炎ですが、先日の当番ではこの患者さんで溢れていました。診療時間まるまるこの患者さんの連続で、一日終わる頃には私も疲れてしまいました。
まだまだ感染性腸炎がこの街にはたくさん発生していることを思い知らされました。自分のクリニックで少なくなったからといって、まだこの感染症は油断はできないのだなと思った次第です。
子供も大人も同じように発症していましたから、大人は保育園や幼稚園で感染してきた子供から再感染するのだろうと思います。症状は様々で、発熱、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、このあたりの組み合わせです。軽いものから中程度までいます。重症な方はいませんでした。
みなさんもお気をつけください。食事前の手洗いと外出から帰ったらうがいを、それに発症した家族がいればお互いがマスクをして予防しましょう。
写真はその市民文化センター内の診察室の風景です。