このことを心配している方は本当に多いようです。
薬は本質的に有害な面を持つ
薬とは本質的に有害な側面を持つものです。薬とは極端に言えば「極く微量の毒をもって病を制す」ものです。その毒としての性質を上手に利用し極く少量で病気治療に有用な薬として使うのです。もし大量に使えばどんな薬も有害になります。
副作用のない薬はありません。しかし皆さんが心配するような重大な副作用は滅多に起こりません。日本の医薬品は国や製薬会社で厳重に検定され管理されており世界的に見ても安全と言って良いでしょう。
もし皆さんが薬の添付文書を詳しく読めば、その副作用が不安で薬は飲めないでしょう。それほど薬には多くの怖い副作用が列挙されています。
しかしどの副作用も滅多には起こりません。私たちはそのことを十分理解していますので不安なく処方できます。またもし自分が病気になった時も不安なく薬を飲むことができるのです。
個人差が大きい。少量から漸増するが原則
薬は少量から始め副作用のないことを確認しながらできるだけ少量で最適な効果を求めて増量していくのが当院の方針です。薬の効果(または副作用)は個人差が大きいのです。
ある人には効果(副作用)があっても別の人にはほとんど効果(副作用)がないことは珍しくありません。また常用量と言う通常の使用量を超えて過量に薬を使うことはできるだけ避けています。
どの薬も量を多くすれば効果はあがりますが有害な側面も顔を出し始めることになるからです。常用量であってさえ或る人には過剰になることもあります。
信頼できる薬だけを処方
当院では安全で、信頼でき、確実な効果があることが専門家によって検証され確認され論文として公表され、それを信用ある製薬会社が製造した医薬品だけを採用します。
分かり易く言いますと十分信用できない薬や製薬会社はマスコミでどんなに騒いでも当院では使いません。自分が病気になったとき不安で飲めない薬を私たちの患者さんには使えません。