■ 謝辞
まず最初に獨協医科大学循環器内科教授八木 繁先生に御礼申し上げます。先生は腎臓と高血圧が御専門であるにもかかわらずこの研究に御理解を示され,十年間以上にわたった研究活動をあたたかくご援助して下さいました。岡山大学第二生理学教授菅 弘之先生は円筒モデルのアイデアを確認する実験の貴重な示唆を御教示下さいました。Harvard大学Brigham and Women’s Hospital助教授Israel Mirsky先生からは円筒モデルについて非常に有益な御意見とお褒めの言葉を頂き,当時強く勇気づけられました。東京大学第二内科教授豊岡照彦先生からは活性連結橋モデルを構築する際,細胞内カルシウム動態に関して有益な御助言を頂きました。
一緒に実験や臨床研究を進めた循環器内科心臓グループの清水孝彦博士,玉野宏一博士,岡村 篤博士,西山泰生博士,小林直彦博士,門田隆太郎博士,中村泰之博士,益田俊英先生,細谷和良先生,高野幸一博士,高橋正樹博士および八木 博先生,エーザイ株式会社筑波研究所の共同研究者である竹田三喜夫氏と川村高紀博士,正常対照例となって協力してくれた多くの循環器内科医局員,卓越した実験手技を持つ実験助手の下川久人氏,実験データの収集解析用コンピュータープログラムを開発した株式会社フィジオテック社長の軽部正雄氏と技術の佐藤龍雄氏,ほとんど総ての英語論文を校正した株式会社アドレムのDavid McQuire氏,研究期間中いろいろお世話になったエーザイ株式会社の一圓 剛氏と大川内克則氏,同じく藤沢薬品株式会社の野田康雄氏と小島洋治氏など,この研究を遂行する上で多くの方々から御協力を頂きました。
消化器内科医学博士である妻の佳子からは研究の新しい着想の都度,忌憚のない批判を受け,着想を洗練するのに大変役立ちました。また研究で深夜に帰宅することの多かった私と家族との関係をいつも朗らかで暖かいものにしてくれました。文光堂企画部長の竹田 興氏から親切な御助言と御厚意を頂いて,この小論文が出版できました。
あらためて以上の多くの諸先生と諸氏に心から感謝と御礼を申しあげます。
竹田 幸一