ロシアへ初めての旅行
2018年8月のお盆の時期に、佳子先生と二人でロシアのモスクワとサンクトペテルブルクに旅行しました。
ロシアを選んだのは、ロシア人の国民性と日本人の国民性がよく似ていると聞いていたので強い関心を持っていたのと、これからの世界はロシアを中心にして動くだろうと想像していましたので、そのロシアを一度この目で直接見ておきたいと思ったからでした。
今回の短いロシア旅行で私が想像していたロシアの見方が補強されたように感じました。
予想していた以上にロシア国民は豊かな生活を享受していました。言葉が全く分からないせいもありますが、一見してとっつきにくいロシア人のイメージですが、しばらく話す(通訳付き)と本当に親密な打ち解けた人間関係になれました。日本人の持つ特質とよく似ていると感じました。
プーチン大統領の政治思想の基本は、地球人類は共生の社会の考え方を根本とするべきであるそうです。この思想は私達日本人が本来遺伝子的に持っている大変に理解しやすい自然な考え方です。プーチン大統領の考えも全く同じなら、恐らくロシア人も同じような遺伝子的体質を持っているのかも知れません。
日本人とロシア人はお互いに良く理解し合える同じ体質を持った国民なのかも知れません。日本人はもっともっとロシア、ロシア人、ロシア文化を知るようになると良いと思います。ロシア人は日本を大好きだそうです。日本人もロシア人をよく知れば、きっと大好きになるでしょう。
ボトキン病院とマリンスカヤ病院を訪問
モスクワ、サンクトペテルブルクの両都市でそれぞれを代表する病院である、ボトキン病院とマリンスカヤ病院を見学訪問しました。
両病院とも事前の予約も無く突然訪問したのでしたが、特にマリンスカヤ病院では、突然の訪問にもかかわらず、院長先生の秘書さんが私達の訪問を院長先生に伝え、わざわざ私達の案内役の女性係員を付けてくれました。
その係員は病院の歴史的な背景や病院の構成、規模、特徴をオリエンテーションしてくれ、歴史資料室から院内の外来、病棟を旧館、新館それぞれ案内してくれました。
説明の間に何度もポケベルのコールがあり、多忙な仕事中にもかかわらず大変丁寧に日本から突然訪れた二人の内科医に時間を割いてくれました。
誠に恐縮し申し訳なく思っただけでなく、ロシア国民の日本に対する愛情と親切心に深く感銘を受けました。
215年の歴史あるマリインスカヤ病院の係員が、突然訪問した日本の開業医二人にこれほど親切に応対してくれた事は驚嘆すべきことだと思います。
サンクトペテルブルクに相当する京都の最古の歴史ある大規模病院の京都大学病院(200年の歴史はありません)で、もしロシアから予約も無く突然訪問したロシア人開業医に対して、同じように親切な応対が出来るだろうかと想像してしまいました。
マリンスカヤ病院ではそれほど丁寧な対応をしてくれました。大変遅くなりましたが、この場を借りまして、オレグ・ヴラディスラボビッチ・エメリャノフ院長先生、院長秘書、案内係の女性、歴史資料館管理担当者、皆さまに篤くお礼申し上げます。
以下、マリンスカヤ病院での記念写真を添付します。