お願いと注意
コラムを通じて、病気の理解と健康の向上にお役立て下さい。
●気になる症状があり病気を心配するなら、必ず医療機関を受診して下さい。
●初期の軽症から中程度までの病気を想定しています。重症の方や現在治療中の方には当てはまらないと思います。
●治療中の患者さんで、コラムと主治医の見解が異なる場合は主治医の方針を尊重下さい。
●病気について、電話やメールでの問い合わせには対応出来かねます。
院長からのメッセージ
●症状から病気を推測する一つの手がかり
このコラムは、病気や医学を全く知らない一般の方が、自分の気になる症状から病気というものをどのように推論して行くか、その道筋を分かり易く説明するのが一番の目的です。
不安がある患者さんが今まずしなければならないこと、あまり心配しなくてもいいこと、その振り分け方を分かり易く解説してあげられればと思います。
●疑わしいならまず受診を
チェックリスト形式で正答率○○%などを競うような意図は全くありません。疑わしい患者さんを医療の場へ誘導してあげるのが大切だと考えます。
しかし一方、経験的に非常に少ない発病なら、そんな患者さんには病気の悩みを払拭してあげることもまた大切であると考えます。
診察せずにどうやって問題ないと言えるかとの反論は当然です。あくまで当院の経験的な病気認識でお話ししたいと思います。決して科学的データに基づいた厳密な根拠ではありません。
●実生活に役立つ健康のヒント
「診察しなければ」や「研究データがなければ」患者さんには何も言えないと科学的厳密性を重視した「全か、無か」(all or none)の立場に診察する医師が立てば患者さんは救われないでしょう。
毎日多くの患者さんの多彩な悩み苦しみに向き合う臨床医は、たとえ自分の不正確な知識であっても、今ここにいる患者さんの悩みを救うために何とか役立ちたい、この意欲が診療の原動力になっています。
完全とはとても保証できませんが、読者の自己責任で利用する「症状から病気への推論法、病気の知識、健康への医学的考え方」。コラムの内容は当院での実績というある程度の医学的根拠はありますので、読者にとっては少なくとも「何もないよりはまし」だと思って下さい。
●診察した医師に十分な診療を期待
病気の大胆な単純化による厳密性の不足、主に当院での経験から導いた推論の危うさ等は、その後実際に診療を担当した医師が十分に補って頂きたいと思います。
患者さんはコラムを読んで必要性を感じ医療の扉を叩いたのです。そのチャンスを逃さず生かすことを診療担当医に期待します。
それでは、ごゆっくりお読みください。
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