閑中余話
Les Deux Magotsテラス席の人物は
Dari, Sartre, Hingga, Picasso
Les Deux Magots
Quartier Saint-Germain-des-Prés, Paris
パリ、サン=ジェルマン・デ・プレ教会前のカフェ
1920年代から、ドゥ・マゴは芸術家たちや左翼知識人たちのたまり場となってゆきました。
ドゥ・マゴの椅子には、芸術や文学、モード、演劇や政治の世界にいるような有名な人物がよく来て座っていました。
今日では人々は、ドゥ・マゴに古くから伝わるショコラを飲みに、またポットサービスのコーヒーをゆっくり飲みに来てはいるものの、主に来る目的となっているのは、見ることと見られることなのだそうです。
天気のいい日には、70%を観光客が占め30%は常連客という構成になっているそうです。何時も混雑しています。 解説の出典:paris-bistro.com
■2018.07.26 コラムに主要コラムのリンクリストを設定
記事が多くなったために、読者が記事を探すための一助としていろんな方法を模索してきました。これまで読者に最も役に立ったと思われるのは「特集」です。
「特集」を作ってからこの利用率が高まり、読者がこんな検索方法を求めていた事が分かりました。しかし更に工夫する必要性を考えていましたが、今回はテーマ毎の「五部作」リンクリストを作ってみました。
今のところ、「心不全」「狭心症・心筋梗塞」「高血圧」「速い脈と遅い脈」の4テーマだけで、それぞれで私が推薦する代表的五コラムを「五部作」リンクに登録し、そのリンクリストを登録コラムの本文最後に貼り付けてあります。
「五部作」リンクは登録コラム以外には貼り付けない予定です。将来この登録コラムは変更される事もあります。
この新しい「五部作」リンクは今のところ好評のようで、コラムを読んだ読者は本文最後に貼ってあるこの「五部作」リンクリストの中から更にコラムを選択して読み進む傾向があるようです。
このように試行錯誤しながら、読者の利便性を考えサイト全体を改良工夫していきます。
■2018.05.24 最近の訪問者の傾向
最近の傾向
私の書く拙いブログを全国から毎日、本当に驚くほど多くの訪問者が見に来てくださいます。見て下さる方の集団としての属性を一年前と較べると、最近は若干の違いがあるように思います。
最近当コラムを読む方は、何かの心臓の症状がありそれについて心臓の病名や簡単な解説を知りたい、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)について知りたい、脈が速かったり遅かったりする病気について知りたい、血圧が急に高くなって不安に思っている、心不全を知りたい、一瞬の不整脈である期外収縮について知りたい等の人が多くを占めます。
特に最近の傾向は、心臓の症状全般について原因となる心臓の病気を知りたい人が増えているように思います。
読者の地域と、関心ある病気
訪問者の地域分布は、東京、大阪、神奈川の3地域だけで訪問者の50%以上を占め、愛知、埼玉、北海道まで加えれば70%弱までになります。
現代社会の都市生活者は、心臓の病気を思わせる何かの症状があって、その不安から自分のスマホを使いネットで病気の情報を探し調べている行動スタイルが透けて見えます。
関心が高い病気は、冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)、期外収縮、頻脈と徐脈、心不全、高血圧です。
当院のような第一線のクリニックが日頃診察する患者さんの病気分布とよく重なります。しかし当院での冠動脈疾患患者の数は、コラム読者に占める割合ほど多くありません。
都市と地方の病気の差なのか、胸の症状ならすぐに冠動脈疾患が不安になる都市生活者の心理傾向を表すのかよく分かりません。
私がいつも診察室で診ている軽症~中程度患者さんの病態を中心に病気を解説しています。訪問者もやはりまだ病気が確定する前の段階か軽症の人が中心だろうと予想します。
著者が考えるコラムの趣旨
私のコラムは、心臓病の症状がある読者に分かりやすく病気の情報を与え、必要と感じたなら医療機関を受診するように誘導しています。
癌と同じく心臓病は早期発見・早期治療が非常に大切です。コラムでも読者が心臓病を甘く見て油断しないよう配慮しているつもりです。しかし読者が過剰に不安になったり怖がるような書き方は慎重に避けています。判断基準も出来るだけ書くようにしています。
心臓の病気の怖さを読者に伝えながらも、中庸の書き方に徹してきたつもりです。読んで下さる読者にも分かって頂けるだろうと想像しています。
全国の読者にこのコラムが何かのお役に立っているようです。読者に励まされながら書き続けています。
■2018.01.13 院長のカメラ日誌:始めました
投稿を始める背景
4年前、当院ホームページに院長ブログを始めてから多忙になり趣味のことが何も出来なくなりました。ブログは幸運にも全国から多くの方々が読んで下さるようになりましたが、お陰で手抜きが出来ず書き続けなければならなくなってしまったからでした。
これは私にとって大きな誤算でストレスとなりました。4年間というもの、ゆっくり休むことが出来なくなってしまったのです。コラムを書き続けるのに時間を取られ、趣味のことは忘れ去られていました。残り人生を考えてみるとこれではいけないと反省しました。
写真の趣味が再び頭をもたげてきました。好みの古いレンズを選んで愛用デジカメに装着し、街中を目的もなく歩きながら被写体を選び撮影し自分の印象を書き添えてコラムで紹介していこうと思いつきました。稚拙な作品で誠に恥ずかしいですが、これなら一石二鳥です。
テーマは「銀座の日々人々」
撮影は時々東京に行った時に訪れる銀座を舞台に、普通の人々の普通の生活を自然にありのままに写したいと思います。人々の日常生活をただ淡々と記録するだけですが、それが私の好きな街中写真スタイルです。
古いレンズを開放で撮る
あえて私の趣味の古いレンズで撮ります。この写真の特徴は現代の高性能レンズの写真とどんな風に違うのか、投稿した写真を通して問わず語りに分かって頂けると思います。
レンズは絞り開放で撮影します。風変わりな条件設定ですが、絞り開放こそレンズ設計者の意図したレンズの個性が色濃く表れる条件だと思います。古いレンズの個性が分かりやすく描画される写真撮影を目指しました。
絞り開放は、特に古いレンズにとっては厳しい条件ですが私は好んで使う条件です。しかし人にはそれぞれ写真の好みがありますので、決して万人向けの撮影条件ではありません。
撮影データ
★レンズ
○P. Angenieux Paris 50mm/f1.5 type S21, 1953
非常に良いコンディションのフランス製1953年 50mmレンズです。この時代にしては相当明るいレンズです。ガラスは高い透明度で綺麗です。発売当時に近い性能を発揮できたと思います。うまく写らなかったらそれは私の技倆の問題です。
開放のボケ方に独特の美しい個性があるといわれています。この名レンズを好むコアなマニアックな人達も世界にはたくさんいるようです。ピントが合った場所以外のボケ方と、ピントとは無関係に画面全体を覆う仄かな柔らかさも優しく絵画的でユニークな美しさです。
【銀座の夕暮れ】シリーズ 全 (01~12)、【銀座の日々人々】シリーズで使用しました。
★カメラ
ソニーアルファ7R II
レンズはアダプターを二つ介してボディーに装着しました。一つはホクトレンダー製のヘリコイド付きアダプターですからレンズの最短撮影距離以内まで被写体に近接して撮影可能です。
★撮影条件
絞り開放撮影
距離は手動でピント合わせしました。三脚は使用せず手持ち撮影です。シャッター速度は1/60以上ありますが、手ぶれがあるかも知れません。ご容赦下さい。
★画像処理
1200x750pxサイズ画像に統一
オリジナル画像は大き過ぎますので、ホームページでは全て統一して1200x750pxサイズに縮小しています。このためわずかにトリミングしました。サイズ以外の画像処理はしていません。
■2017.10.21 関心記事を探しやすくするために、様々な工夫をしています
当院ホームページの記事が多くなり、どこにどんな記事があるのか見つけるのが難しくなってきました。見つけられなければないも同然です。出来るだけ多くの人が読める機会を作りたいと思います。
どうすれば読みたい記事を見つけられるか様々な工夫をしてきたのですが十分ではありません。気にしてはいるのですが、なかなかよい考えが見つかりません。
「特集」と「タグ」
一つの解決方法が「特集」でした。作った最初の頃はあまり利用する読者がいなくて、アイデアとして失敗だったかなと思ったものでした。しかし最近ではこの特集を利用して関心のある記事を見つける方が非常に増えました。今になってこの設定は効果があったと思います。
柳の下に二匹目のドジョウを狙って「タグ 」も設定しました。タグは特集と少し見方を変えた検索キーワードにしましたが、似たような使い方ですからあまり個性的ではありません。何時までたっても特集の補完的な使われ方に止まっているようです。
特集からタグへ統一?
特集は記事をそこに組み込むために自分で作業しなければならない負担があります。タグはその点で非常に簡単です。タグのキーワードをポチッと付ければいいだけで負担はゼロです。
特集は記事の要約を付けたり組み込む順番の場所を考えたりして、タグよりも作者の考えの個性が出て、読者には分かりやすく興味深く感じるのかも知れません。
しかし私の作業負担を考えると特集を徐々に止めてタグに統一する方が楽です。一方、特集の方が圧倒的に利用されている現実があります。この利用頻度を考えると手間をかけても特集を中心に記事の探索方法を提供しなければならないのだろうかと想像しています。
特集のテーマを増やす?
特集のテーマを増やして特集を細分化した方がもっと使いやすくなるかも知れません。しかし細分化し過ぎれば一つの特集に組み込む記事が少なくなるのと、読者が目的の記事にたどり着くのにいくつもの特集を見なければならない欠点も出て来るでしょう。
特集のテーマ細分化は長短があり、テーマの数はそのバランスで決めなければならないと思います。
心臓病記事のハブ・ページ 「Web 心臓病」
心臓病の記事が多くなりました。心臓病関連の記事を読む方が多いので、この関係記事を分かりやすくガイドする必要が出てきました。「Web 心臓病:症状からわかる心臓病」をその中心のハブ・ページに設定しました。
当院発の全ての心臓病記事が簡単に見つかるようここで入口のインデックスを多数配置しました。心臓病記事だけを読んだり探したりしたいならここを見れば便利だと思います。
高血圧記事のハブ・ページ 「Web 高血圧」
心臓病関係記事の中心となるハブ・ページが「Web 心臓病」です。これに対応した高血圧関連記事のハブ・ページを作成しました。「Web 高血圧」です。
高血圧記事の読者が増えてきましたので、「Web 心臓病」のような高血圧版が必要になりました。記事の数は心臓病ほどではありませんが、コラムもかなりになりました。このページで高血圧関係の記事の全体を概観出来るように作りました。。
「Webコラム:心臓病」と「Webコラム:高血圧」に分割
これまでは心臓病と高血圧のコラム検索の入口は「Webコラム:心臓病と高血圧」を使っていました。しかし記事と読者の増加からこれを「Webコラム:心臓病」と「Webコラム:高血圧」に分割しました。
心臓病と高血圧は密接に関係していますので、私は一体として読者に提示する方が良いと考えてきました。しかし高血圧だけに関心ある読者が多くなっていますので高血圧と心臓病を分離しました。分離した方が高血圧に関心のある方には分かりやすくなったかも知れません。
私としては高血圧のない心臓病の人にも是非高血圧のコラムを読んでもらいたいと思います。心臓病に与える高血圧の悪い影響の考え方を理解してもらいたいからです。
「トップページ」と「サイト内のご案内」、大幅な改訂
最近、「トップページ」と「サイト内のご案内」に大幅な手を入れました。当クリニック・ホームページ全体の構成と内容が少し分かりやすく整理できたかなと思います。
その他、個性的な検索ページ
最新コラム集は最新コラム10編をカテゴリー別に画像なしのコンパクトなリスト表示したページ、サイトマップは全ての記事を画像なしのタイトル一行だけで網羅したページ、ランキングは読者に人気のトップ12記事を抜粋したページです。
Webコラム:ホームはコラムを最新投稿から順に一覧表示したページ、Webコラム:保存庫 Archiveは投稿した全コラムを見やすい一覧で表示したページです。スマホで見ればどちらも同じかも知れません。
院長室からは院長の随想や個人的な意見を集めたページ、院長セレクションは院長が読者にお勧めしたいコラムを選んだページです。
読者が目的の記事を探すのに便利なように各ページには特徴を持たせて作りました。目的によって一番使いやすい検索方法が利用できればと思います。
現在は「特集」が最も頻繁に利用されています。
パソコン画面重視のレイアウト
当院サイトはパソコン画面で編集と作成をしています。パソコン画面で見た時にバランスが良くなるように作られています。スマホで利用される方が多いのですが、スマホではパソコン画面と違った印象を持たれるかも知れません。検索ページなど、コラム記事以外はパソコン画面でご覧になるのをお薦めします。
この様に、当院ホームページは水面下でいろんな工夫を続けております。心臓病や高血圧に関心のある全国の読者に少しでも使いやすくお役に立てればと思い、診療の合間の時間を縫って作業をしています。
■2017.06.29 自分が病気になって学んだこと
突然、首の激痛になって
両親から丈夫な体をもらい、これまで大きな病気と言えば、高校時代に柔道の受け身を失敗して左肘を脱臼したことくらいしかありませんでした。ここに開業して20年以上の間、病気で休診したことは1日もありませんでした。これまでの人生は幸運にも大変元気でこれました。
そんな私でしたが、4月上旬に、10年以上続けているいつもの運動中に首の状態を悪くして、起きられなくなってしまいました。頸椎症性神経根症という病気です。首から肩が強く痛みます。特に起き上がると自分の頭の重みで痛みが更にひどくなります。発症後の3週間は首の痛みのため起き上がれなく、ひたすら鎮痛薬を飲みながら寝てばかりの生活になってしまいました。起き上がると痛みが強くなって10分と起きていられないのです。
静かに休んで病気が回復するのを待つしか方法がなく、鎮痛薬と安静で過ごす日々になりました。発症後3週間が過ぎてようやく2時間程度の診察が出来るまでに回復しました。3ヶ月後の今ではほぼ普通の状態で仕事も出来る様になりました。
病気で健康を損ない休むしかない経験は人生初のことでした。安静ばかりが続く時は佳子先生の仕事の負担が大きくて、何とか早く復帰しなければと焦りもありましたが、どうしようもありません。
一番大変な時期に、陽介先生と彩子先生も臨時で診察のコマ数を増やしてくれました。大いに助かりました。何とか苦しい時期を乗り越えて、今ではほぼ通常の診療体制まで復帰しています。
このブログの更新も、寝てばかりの時は痛みでとても書く気になれず書き溜めてあった記事を発表していました。その書き溜め記事も遂に底を突き、一回だけは投稿できない日がありましたが、今は何とか投稿原稿を書く作業も再開しています。
病気の経験で学んだこと
病気で苦しい3ヶ月間でしたが、良い経験になったこともありました。患者さんの痛みで鎮痛薬を出すことはよくあります。しかし鎮痛薬の副作用を恐れるあまり、患者さんの希望どおりにはなかなか出せませんでした。今回の経験で、このことを深く反省しました。
痛みが非常に辛い時は、医師として鎮痛薬の副作用に配慮しなければならないのは当然ですが、患者さんの立場に立てば、とにかくその辛い痛みを何とかして欲しいのは本当に切実な願いなのです。痛みの辛さの深刻さを、自分の身を以て体験できたことは今後の診療にとって良かったと思いました。
とにかく痛みの辛さは経験した人にしか分かりません。痛みがどれほど辛いかを自分が体験したことは、医師として勲章になったと思います。
病気になりたくないのは誰も同じことです。しかし病気は突然襲ってきます。いろいろな病気を経験し、その苦しみ辛さを体験できた医師は患者さんの気持ちが非常に良く理解できるでしょう。当事者と同じ立場になって親身な治療が出来るでしょう。血の通った医療になると思います。
医師は自分自身が完全に健康でなければ、診療で持てる力を充分に発揮できません。それは今回の経験でよく分かりました。しかし、自らも病気を経験しないと患者さんの病気の辛さが本当に理解できないこともまた確かです。矛盾していますが、良い医師であるためには大切な二面性だと思います。
今回多くの患者さんから、「先生もどうぞお大事にして下さい」と心から慰め励まされました。本当にありがたいことでした。
自分が病気になって診療が出来なければ、多くの患者さんに多大なご迷惑をかけてしまいます。今後は今まで以上に自分の健康に留意して、休まずに診療を続けていきたいと思っています。
■2017.01.09 画像が持つ先入観形成の力
コラムを書き始めてこの3月で丸3年が経過します。早いものでもうそんなに書き続けてきたかと少し感傷的になります。
最近しばらくは「閑中余話」に書く余裕がありませんでしたので、ここで書くのも久し振りになりました。今回は記事に添付する一枚の画像についてお話ししてみます。
私のコラムは勿論、佳子先生も彩子先生も、みんなそれぞれその画像にはこだわりを持って選んでいます。我々全員は生来美術的なセンスがあるわけではないので、この画像を自分で作ることはまず無理です(佳子先生は自分で撮影しています)。ですからどうしても世界のネット情報から一枚を拝借せざるを得ません。
私自身でいえば、その一枚の画像を決めるのにかなりの時間をかけているのは事実です。記事を書く時間に近いくらいかけて選択することもあります。
選択した一枚の画像は、自分が表現し伝えたい文章内容に或る種のバイアスをかけることになります。しかしそのバイアスの存在が非常に面白いと内心では思っています。
画像の持つインパクトやイメージが読者に何かの先入観を与えるのですが、どのような内容の先入観となるか私自身が想像しながら選んでいます。
3年間の記事と画像の組み合わせを振り返ってみますと、そこに或る傾向が見えるようにも思えます。心理学専門家なら、その画像の選択傾向から私の深層心理を分析されるかもしれません。
イメージ形成を想像しながら、楽しく画像選択しています
私の画像選択で一つだけ確かなのは、それを見て読者が少しでも楽しい、面白い、愉快、心豊か、穏やか、幸せ、ホッとする、ほほ笑ましい、心地よい気持ちになる画像を選択の基準にしていることです。不快で、不潔で、不愉快な、嫌な気分になるような画像は極力避けるようにしています。
選んだ画像によって、読者がどの様なイメージや先入観を持つことになるのか、私には確かめようがありませんが、想像することは可能です。先日ある中年の女性患者さんが「ここのホームページの写真は綺麗だからいいです」と褒めて下さいました。全体の印象を一言で表したのでしょうが、期待していたありがたい言葉でした。
つい最近思ったのですが、毎週の苦行であるコラム作成作業の中で、これを想像する行為そのものが私にとって一種の励みになっているようです。個人的にそれを楽しんでいるのかもしれないと思います。
こんなことに楽しみを見出しながら、コラムを作り続けています。
今年が皆様にとって良い年になるようお祈りいたします。そして十分に期待できるような世界の政治金融情勢になりつつあるようです。今年はきっと世界が素晴らしい一年になるでしょう。
■2016.07.28 熱心な読者が増え、意欲をもらいます
開始は、悲壮な覚悟でした
このコラムを書き始めてもう2年半近くになりました。早いものです。振り返れば、書き始める時には覚悟を決めて一種悲壮な決意でした。自分の患者さ んやこの街の方々へのお礼と最後の御奉公だと心に決め、どこまで続けられるか分からないが、とにかく皆さんのお役にたてればとの決意で始めたコラムでし た。
投稿は、生活の一部に
毎週書いて投稿を繰り返すのは相当の負担ではありましたが、今ではこのリズムが私の生活の一部に組み込まれてしまいました。患者さんを診察するのと変わらない規則的な日常になってます。
私が最初に考えていたような主要なテーマはほとんど書いてしまいました。しかし面白いもので書き続けていますと、新しいテーマの着想が自然に思いつ いてくるものですね。作家の先生はこんなコラムとは全く違う仕事だと思いますが、やはり書き続けることが次のテーマの肥料になるのでしょうか。お蔭で何と かまだ書き続けて行けるようです。繰り返し言ってますが、いつまで続けられるのか本当に自分でもわかりません。ある時突然に書けなくなるのかもしれませ ん。まったく想像できません。
「ファン」といえる方々が、増えています
ネット世界の進化は驚異的なスピードで進んでいるようです。私が付いていけるようなレベルではありませんから、ネット社会の先端を走ろうなどとはもとより考えていませんが、その恩恵にはチャッカリ与かっています。
このホームページも訪問する方々の数がある程度分かるようになりました。つい最近分かったのですが、このホームページを繰り返し訪れる方々(リピー ターといってます)で、相当に多くの回数を繰り返した方が今年は増え続けているようです。その繰り返し回数の多さから、失礼ながら、このグループの方々を 「ファン」と申し上げてもよろしいのでしょうか。
多くの方々のお役にたてて、励まされます
長くて分かりにくくて難しい心臓病のお話を、一度でも訪れて読んで下さるのはうれしいことです。それを何度も何度も繰り返して私の新しいコラムを 次々と読んで下さる方々が増え続けていることは、書いている私にとって大変な励みになります。どこのどなたがそのように読んで下さるのか知る由もありませ ん。全国の見えない多くの熱心な読者に向かって私が何がしかのお役に立てていると感じられるのは、患者さんを治せて感謝された時ほどではありませんが、誠 に心が明るくなることです。人様のお役にたてることはうれしいことです。
全国の多くの熱心な読者の方々から明るい心と希望を頂き、次のテーマの構想を練りながら、今晩も好きな日本酒の晩酌をちびりちびりとやっています。