「桜月夜　今宵会う人みな美しき」　青春の記憶　◆611

2014年4月7日投稿記事

 

市内の桜名所

私の少年時代の思い出に家族と見物した夜桜があります。印象は表題の与謝野晶子の歌の通りです。今日は桜の話題を取り上げました。

当市にはいくつかの桜の名所があるそうです。皆さんはいろんな桜の名所をご存知だと思います。私が毎年よく見る桜景色は、千手山公園と御殿山公園です。

ここからは千手山公園の丘が一望できます。桜が満開の時には遠景の中に屏風のようにピンクの桜が広がります。その丘を囲むように市内の家並みが展開します。

天気のいい日にはウグイスの鳴き声も聞こえます。静かな院長室の窓から春麗らな美しい自然と人々の往来する平和な街並みを眺めることができます。その雰囲気を今年は何とか写真で切り取ろうと撮影の機会を待っていましたが、前々日の夜の雨で花に元気がなくなり撮影のタイミングを逃しました。

今日は晴れたので千手山に咲く桜の写真を撮ってみました。 御殿山公園の桜も綺麗です。坂田山から市役所に向かう道路沿いの崖に多数の桜があります。用事があり車でその道路を通過する時に満開の桜に出会うことがあります。

運転する車窓からほんの一瞬見るだけですので感傷に浸る暇もありませんが、「あぁ、今年もまた桜の咲く季節になったんだな」と思います。

 

少年時代の夜桜見物

少年時代、桜の季節には父、母、姉と家族で金沢城の東北東にある卯辰山公園の夜桜を見に行くのが恒例でした。

家の車で行き、降りて夜桜見物の人混みの中を歩き、また車に乗って家に帰るだけのことでしたが、その日は子供心にもなんとはなしに心華やいだものでした。

 

清水へ祇園をよぎる桜月夜　今宵会う人みな美しき

夜桜で会う人々はなぜあんなにも美しく見えるのでしょうか。

赤い提灯と桜の花のトンネルの中をゆっくりと歩く人々の美しさが少年の心に強く印象に残っています。

与謝野晶子のこの歌はずっと後年になってから知りました。夜桜見物の美しさを見事に切り取っています。その簡潔な表現に感心しました。

 

 

 

石川門の桜　青春時代のフラッシュバック

３年前の春に金沢城を訪れる機会がありました。

春にしては暑いくらいに晴れた日でした。石川門前に咲く桜が門の姿に映えて美しく感じられました。

後ろを振り向けば兼六園の木々の緑もまた眩しく鮮やかでした。

ここは高校時代、学校帰りに何度も通った懐かしい場所です。

当時は何も感じなかったのですが、今になって深く胸を打つのは不思議です。

ここで満開の桜を見たのが初めてだったためでしょうか。

懐かしい青春時代の思い出が心にフラッシュバックしたためだったのでしょうか。

 

続く・・・

病気を上手に克服して、残り人生をより健康にするには

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