コラム読者へ　お願いと注意点　◆599

2014年3月1日投稿記事

 

当院ではホームページ、アメーバブログ、Twitterなどを通じ通院中の患者のために多くの医療関係記事をネット上に公開しています。

これらの医療記事をご利用する際には、以下の注意事項をよく理解されお守りくださるようお願い致します。

コラムの基本的考え方と注意点

これらのコラムを通じて病気の理解と皆さんの健康向上にお役立て下さい。

●気になる症状があり病気を心配するなら、必ず医療機関を受診して下さい。

●コラムは病気の初期段階の軽症から中程度までを想定し書いています。重症や現在治療中の人には当てはまらないかも知れません。

●治療中でコラム記事内容とあなたの主治医の見解が異なる場合は主治医の方針を尊重して下さい。

●このコラム記事を読み、病気に関して電話やメール等で私に問い合わせはなさらないようお願いします。対応出来かねます。

●病気を予測する手がかり

このコラムは、病気や医学を全く知らない一般の人が、気になる症状から病気というものをどのように推論して行くか、その道筋をやさしく解説するのが目的です。

不安のある患者がまずしなければならないこと、あまり心配しなくてもよいこと、その振り分けをやさしく解説できればと思います。

 

●疑わしければ受診

症状をチェックリスト形式で評価して正答率○○％などを競う意図はありません。疑わしい患者を医療の場へ誘導してあげるのが大切だと考えます。

しかし経験的に発症が非常に少ない病気なら、そんな病気の悩みを払拭することも大切であると考えます。

診察せずに問題ないと言えるかとの反論は当然です。あくまで当院での経験的な病気認識でお話ししたいと思います。公開されたデータに基づく厳密な根拠ではありません。

 

●生活に役立つヒント

「診察しなければ」や「公開データがなければ」何も言えないと厳密性を重視した「全か、無か」（all or none）の立場に医師が立てば患者は救われないでしょう。

毎日多くの患者の多彩な悩み苦しみに向き合う臨床医は、たとえ厳密ではない自分の知識であっても、目の前にいる患者の悩みを救うために何とか役立ちたい、この意欲が診療の原動力になっています。

完全とは保証できませんが、読者の自己責任で利用する「症状から病気への推論法」、「病気の知識」、「健康の医学的考え方」をお示ししました。

私のコラムは当院での実績というある程度の医学的根拠はありますから、読者にとって少なくとも「何もないよりはまし」と思って下さい。

 

●医師に十分な診療を期待

病気説明の単純化によって厳密性が不足する、当院での経験から主に導いた推論の危うさ等の問題点は、患者が訪れ診療した医師が十分に説明で補って頂きたいと思います。

患者は私のコラムを読んで必要性を感じ医療の扉を開いたのです。そのチャンスを逃さず生かすことを診療した医師に期待しています。